デニムの原点と未来を紡ぐ

1960年代、デニムは”何にでも合う”デイリーウェアとして、人々の日常に溶け込んでいました。
いろいろなトレンドが拡がっても、必ずそこにはデニムが存在し、その普遍的な魅力は時代を超えて愛され続けています。
そして今、再びデニムの価値が見直され、世界中でその波が広がり始めています。

私は長年、日本のファッション業界にモデルという形で携わる中で、岡山デニムの持つ品質の高さとクラフトマンシップに心を打たれてきました。
世界に誇るこの唯一無二の素材に、私自身のルーツであるイタリアの視点と感性を掛け合わせることで、”シンプル＝美しい”、”ハイクオリティ＝ラグジュアリー”という新しい価値を形にしたいーその想いが、G-FRANCOというブランドの出発点でした。

ブランド名「G-FRANCO」は、もちろん、私自身の名前、ジャンフランコ・シモーネに由来しています。
同時に、頭文字「G」には、重厚感・堅牢さ・パワーといった視覚的・感覚的な強さを込め、”本物をまとう喜び”を感じられるような、真のラグジュアリーなウェアを目指しました。

G-FRANCO立ち上げ当初から変わらぬ私たちの信念は、日常に根ざしながらも、時代に左右されないエレガンスをお届けすることです。それが、G-FRANCOの原点であり、未来へと続くブランドの本質です。

イタリアと日本が紡ぐ唯一無二の
クラフトマンシップ

G-FRANCOは、イタリアと日本、二つの国のクラフトマンシップの融合として誕生しました。
製品の一部には希少なクロコダイルレザーを贅沢に使用し、細部に至るまで妥協のないハイクオリティを追求しています。
そして大量生産では決して実現できない、本物志向のものづくりを徹底しています。
「良いもの」ではなく、「最高のもの」を求めるG-FRANCOプライド。
世界中のブランドの中でも、G-FRANCOは”イタリア×日本”という特別な生産背景を持つ希少な存在だと思っています。
それこそが、他にはない唯一無二の価値であり、ブランドの誇りでもあるのです。

シンプルの中に宿る真のラグジュアリー

イタリアンデザイナーの感性と、日本が誇る高品質な生地を掛け合わせることで誕生するのは、シンプルで美しいフォルムと、ハイクオリティ＝ラグジュアリーな仕立てを備えたデニムです。
過度な装飾を排し、ミニマルながら緻密に計算されたデザインと、無駄を削ぎ落としたエレガントな佇まい、肌に寄り添うような自然で心地よい着心地。デザイン、素材、技術、美意識、製造工程―そのすべてにおいて妥協のない、真のブランド。
その根底にあるのは、「本物」だけをお客様にお届けしたいという、揺るぎない価値観なのです。

G-FRANCOの象徴

私が特に気に入っているのは、「GIOVE」という商品です。
岡山産のコットン100%セルヴィッジデニムを使用した、スリムフィットの5ポケットジーンズで、ウエストから足首まで続く美しいスリムシルエットが魅力です。
着るだけでどこかアクティブで、スタイリッシュな印象を与えてくれます。

細部にもこだわり、コインポケットと背面のベルトループにはセルヴィッジのディテールが施され、バックポケットには贅沢にクロコダイルの革タグをあしらっています。
程よい厚みと耐久性を兼ね備えたレギュラーオンスデニムは、長年着ることで自分だけの風合いが生まれるのも嬉しいポイントです。

「アクティブでありたい」「本物を長く愛したい」―そんな想いを叶えてくれる、まさにG-FRANCOを象徴する一本だと感じています。